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2017/06
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フィリピンの麻薬戦争
 「超法規的殺人」とは、いかにもまがまがしい言葉だ。フィリピンで、麻薬の使用や密売を疑われた人たちが裁判にかけられることなく死んでいる。「麻薬犯罪者は殺せ」と公言するドゥテルテ大統領が6月末に就任した後、すでに1千を超える人たちが警察官に殺された。

警察が麻薬への関与が疑われる住民のリストをつくり、対象者を訪問している。警察官は、命に関わるような抵抗にあった場合には攻撃できるとされるが、それにしても犠牲者が多すぎる。

幼い子どもが巻き込まれたり、遺族が無実だと訴えたりする事件も起きていると、先日の本紙記事にあった。麻薬関係者の抗争による殺害も相次いでいる。取り締まりを恐れた口封じなどとみられ、こちらの犠牲者も2千人を上回った。

命を奪われるよりはましということだろう。自首する人が増えて、刑務所がパンク状態だという。3メートル四方の房に、約50人が詰め込まれている――。米タイム誌は最近の記事で、マニラの刑務所の様子をそう書いた。

「10人の真犯人を逃すとも、1人の無辜(むこ)を罰するなかれ」という言葉がある。冤罪(えんざい)の可能性を無視するかのような作戦なのに、フィリピン国内での批判はそれほど強くないようだ。深刻な麻薬汚染を食い止めるためとはいえ、むき出しの暴力を許す社会でいいのか。

ドゥテルテ氏は10月下旬に日本を訪れ、安倍晋三首相と会談する予定という。相手国の暴挙が明らかなときに、ビジネスや安全保障の話などできるのだろうか。

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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 心と身体

遊園地になった高速増殖炉
 回転木馬やミニ列車に、家族連れが列をなす。ドイツ西部にあるワンダーランド・カルカーは、どこにでもある普通の遊園地だ。普通でないことが一つだけある。かつてここは、高速増殖炉だった。

脱原発の象徴にもなっているこの地を数年前に訪ねた。筒状の巨大な冷却塔の内側には、空中ブランコのような遊具があった。乗ってみるとがらんどうのなかを一気に上昇し、視界が開けた。風力発電の白い風車が遠くに見えたのが印象的だった。

炉の運転開始をあきらめ、施設の売却へ動いたのは、本当に安全なのかと住民に不安が高まったからだ。ドイツ政府が正式に断念を発表したのが1991年。ちょうどこの年に、日本の高速増殖炉もんじゅは完成した。

使用済み核燃料を再利用して発電し、また燃料を生み出せるという高速増殖炉は、「夢の原子炉」といわれた。日本は夢を見続けたが、実現はしなかった。トラブルや不祥事が続き、20年以上ほとんど動かないまま廃炉の方向になった。投入された1兆円で他に何ができたかと、考えるのもむなしくなる。

原発は放射性廃棄物を捨てる場所を見つけるのが難しいことから「トイレなきマンション」といわれる。もんじゅの罪は、トイレがなくても何とかなるかもという幻想を振りまいたことだろう。あまりにも長く。

もんじゅの跡地もいつか、親子連れが集まるような場所になれるだろうか。現実を直視しないかのようにずるずると判断を遅らせた、そんな過去を乗り越えて。

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老いゆく両親に
 敬老の日にちなみ、「ふたりの桃源郷」という映画をご紹介したい。中国山地の奥深く、集落も電気も水道もない場所で暮らした老夫婦の実話である。山口放送のカメラがその25年を追った。

主役は寅夫(とらお)さんとフサコさん。大阪で長く個人タクシー業を営んだが、還暦を過ぎて「残りの人生はあの山で暮らそう」と決意する。終戦直後にふたりで開墾した思い出の地へ移る。

3人の娘は「老後が心配」「都会で暮らそう」と説得するが夫妻は拒む。「人間は自分で食べる物くらい自分で作らんと」「土があれば何でも作れる」

だが老いは誰も容赦しない。心臓を病んで夫が倒れる。認知症が妻を襲う。カメラは衰えや葛藤も見逃さない。「私自身を含め、親を身近で支えたいと願っても現実には果たせない。老いた親との接し方に悩む人々から共感の声が届きます」と、佐々木聰(あきら)監督(45)は話す。

韓国映画「あなた、その川を渡らないで」も年輪を重ねた夫婦のドキュメンタリーである。98歳の夫と89歳の妻がおそろいの韓服で仲よく暮らす姿は、うたい文句の通り「誰もがこうありたいと願う純愛物語」。だが心配のあまり息子と娘は言い争い、親を悲しませる。

2作品とも自分を重ねずには見られない。映画館で鑑賞しながら、闘病中のわが両親のこの先を考え、亡くなった祖父母の晩年を思い出した。それにしても、90代を迎えて支え合う夫婦は、国境を超えて美しい。桃源郷とは場所ではなく心の中にあるものと改めて学んだ。

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6票の行方
 われらがX候補は落選必至。Y候補の方が数百票も優勢らしい。何とか開票作業で逆転させられないか――。青森県津軽地方のある町長選で、X氏を推す選挙長や開票立会人らがひそかに策を練った。

思いついたのはY氏の得票をむりやり無効票にしてしまうこと。投票用紙にある「町選挙管理委員会」の印影の「挙」や「管」の字が薄いものを選管が偽造だと判定し、4千余票のうち数百を無効票にした。X氏が当選した。1958(昭和33)年のことだ。「津軽選挙」はかくもすさまじい。

これほどひどくはないにせよ、先月の参院選でも票が行方不明になる騒ぎがあった。舞台は岐阜県の本巣市。市選管が比例区の民進党候補の得票を0票と発表したが、「まちがいなく投票した」と主張する6人が裁判を起こした。

候補者は機械金属業界の労働組合出身で、組合の支援を受けて臨んだ。本巣市内に後援会員が200人はいたらしく、0票はたしかに腑(ふ)に落ちない。

3年前、高松市選管で起きた白票水増しを思い出す。参院選の開票中に票が紛失したと思い込み、職員がつじつま合わせに票数を操作した。「早く開票を終えねば」との重圧が一因らしいが、あまりに安易だった。

津軽の話に戻ると、選挙長らの不正が露見したのに、X氏は町長を1期務めあげた。裁判で当選が確定したのはY氏であったが、すでに県議に転じていて、町長当選を辞退した。津軽には身もふたもない教訓が残された。「選管を制する者が選挙を制す」

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村営スーパーの時代
 東京都の西の端にあって山梨県と境を接する檜原(ひのはら)村に今夏、初の「村営スーパー」が開店した。「地元にコンビニかスーパーがほしい」という住民の年来の声に応えた。開店まではいばらの道だった。

かつて6千を超えた人口がいまは2300人。40以上あった商店は10に減った。村はまず地元の商店主らに相談したが、不発に終わった。次いでコンビニ数社に当たった。大手には「毎日300人の来店がないと厳しい」と断られた。社ごとに幅はあるものの、月商900万円あたりが採算ラインらしかった。

中堅の1社は前向きで、内装の相談まで話が進んだ。ところが社の経営統合が決まるとあえなくご破算に。村は誘致をあきらめた。自前で店を開くしかないと腹をくくった。

9500万円を出資して第3セクターを立ち上げ、共同仕入れの全日食チェーンに加盟。先月、開業にこぎつけた。店の名は「かあべえ屋」。村の人の使う言葉「買うべえ」から付けた。

もとより村の財政は厳しい。年間数百万円の赤字を覚悟しての挑戦である。ゴミ収集や渓流釣りなど別事業を併せて経営の安定をめざす。奔走した村職員の藤原啓一さん(43)は「破談のたびに頭を抱えた。でも新鮮な肉や魚、卵や牛乳が買える拠点は村に欠かせないインフラです」と話す。

「採算」という尺度で考えれば企業が出店をためらう自治体は、檜原村に限らず全国にあるだろう。それでも村は賭けに挑んだ。レジに列をなす人々の表情はとびきり明るかった。

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