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2016年の「まさか」
 「まさか」の語源は、目の前のことを指す「目先(まさき)」だという説がある。現実を表す言葉が、ありそうにない事柄へと意味を転じたとすれば不思議な気がする。さて、「まさかの現実」に見舞われた2016年であった。

最大のまさかは、米国大統領選でのトランプ氏の当選だろう。選ばれた後もまさかを繰り返しており、先日は「米国は核能力を大いに強化・拡大する必要がある」とツイッターで述べた。すでに7千もの核弾頭を持つというのに。

英国は、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決め、世界を驚かせた。「EUへの巨額の負担金が浮くので医療費に回せる」という離脱派の宣伝が事実に反していたことが後に分かり、後悔する声が出た。デマ情報は米国大統領選でもあった。

「ヒラリーがイスラム国(IS)に武器を売っていた」など少し考えればウソと分かりそうな偽ニュースが出回った。ネット上では「まさか」が「やはり」に変換されてしまうのか。事実や真実が重視されない時代を意味する「ポスト・トゥルース(真実後)」が、オックスフォード英語辞典が選ぶ「今年の単語」になった。

グローバル化に置き去りにされた人びとの怒りが高まった。エリートへの信頼が地に落ちた。米英での激変の背景は、そう語られる。まさかが生まれる理由を放置すれば、まさかは世界でさらに広がるかもしれない。

先が見通せない時代である。来年はむしろ、心が弾むような「まさか」が起きるのを期待したいものだ。

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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 心と身体

働き過ぎの日本
 米国の会社に転職した日本人ビジネスマンがいた。社員を猛烈に働かせることで有名な会社で、上司はこう述べた。「明日から週6日、1日に12時間ずつ働いてもらいたい。それでいいかな?」。驚いた日本人は「ちょっと待ってください」と言って、続けた「私ははるばる日本から来たんですよ。それなのにそんなパートタイムの仕事を任せるなんてあんまりです」(早坂隆著『世界の日本人ジョーク集』)。働き過ぎの日本人をからかう話である。もっとも長時間労働が私たちの気質に由来するわけではなさそうだ。

短めに働き休みも多めに取る欧州に転勤したら、どうなるか。そんな調査が山本勲(いさむ)・黒田祥子(さちこ)著『労働時間の経済分析』にある。日本で週60時間働いていた人の多くが10時間近く労働時間を減らしたという。

欧州に長くいるほど、日本人以外の友人が多いほど、休暇を多く取るようになる傾向もあった。朱に交われば赤くなるというわけか。働き方を改めるのは可能だと教えてくれる。

政界や経済界で残業を減らそうという声が大きくなってきた。痛ましい過労自殺があった電通では、違法な長時間労働の責任を取って社長が辞任を決めた。おとといの記者会見では反省を込めて「人の時間は無限ではない」との言葉が出た。

そんな当たり前のことを確認しなくてすむ企業社会を願う。仕事納めを終え、年末年始の休みの方も多かろう。この1年、心のゆとりを削って働いてこなかったか。振り返る時間も持ちたい。

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テーマ : ひとりごと
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無謀な戦争への記憶
 歌人の宮柊二(しゅうじ)は、日中戦争さなかの1939年に一兵士として山西省に赴いた。戦地での体験を多くの作品に残している。「あかつきの風白みくる丘蔭に命絶えゆく友を囲みたり」。戦友の最期をみとった歌だろう。

目をそむけたくなる戦闘の描写もある。「ひきよせて寄り添ふごとく刺ししかば声も立てなくくづをれて伏す」。宮が大陸に渡った2年前には南京事件が起きている。何があったのかを中国人男性の視点で迫ったのが堀田善衛(よしえ)の小説『時間』である。数々の残虐行為を描いた。

日本兵に斬殺され刺殺された同胞を「裏門外を流れるクリークに投げ込む仕事をさせられた。なかには、まだ気息ののこっている人もあった」。深い泥沼にはまっていくような日中戦争があり、その延長線上に日米開戦があった。

米国の求める中国大陸からの撤兵を拒み、むしろ打開策として戦争を拡大した。米国との圧倒的な国力の差を認識しながらも、無謀な賭けに走った。陸相だった東条英機は「人間、たまには清水(きよみず)の舞台から目をつぶって飛び降りることも必要だ」と語ったという。

真珠湾を訪れた安倍晋三首相は、対米開戦へ突き進んだ判断について語らずじまいだった。中国や韓国、アジア太平洋各国への言及もなかった。語られない大切なことが多すぎるように思えた。

「和解」や「未来」といった心地よい言葉で過去を覆い隠していいはずがない。何を記憶して、どんな教訓を引き出すのか。戦後を生きる私たちに問われている。

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SMAPが背負う荷物
 記者としての1998年の記憶は、夜中まで国会で走り回っていたことだ。不良債権で銀行が破綻(はたん)するかもしれない。不況をこれ以上悪化させないよう、政治家にどんな手が打てるかを追っていた。「夜空ノムコウ」がヒットした年である。

「貸し渋り」や「日本列島総不況」が新語・流行語大賞の上位に入り、自殺者が初めて3万人を超えた。そんな年に、夜空の向こうには明日が待っているとアイドルグループのSMAPは歌った。自分への励ましと感じた方も多かったろう。

ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン〉。こう歌う「世界に一つだけの花」が世に出た頃はリストラや成果主義が企業社会を塗り潰そうとしていた。先が見えない時代と人びとにSMAPは寄り添った。被災地にも足を運び笑顔を分かち合った。

デビュー25年、これほど一人一人が活躍するグループは見当たらない。テレビで見られて当たり前の時代が長く続き、熱心なファンでなくても年内解散に寂しさを覚えるのではないか。

解散の決定までには、所属するジャニーズ事務所の不透明さや芸能界で働くことの不自由さが垣間見えた。最後の番組放映でも解散についての言葉はなかった。語りたくなかったのか、語れなかったのか。

ビートルズは解散の前年に、こんな曲を残した。〈きみはその重荷を背負っていくんだ。ずっと〉。SMAPのそれぞれも同じかもしれない。荷物のなかに、いくつもの花の種があると思いたい。

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キリン、絶滅危惧種に
 キリンの首にある骨の数は七つで、意外なことに人間と同じだという。その代わり骨の一つ一つがとても長い。高いところに届く首のおかげで多くの葉を食べられ、生存競争を勝ち抜くことができた。しかし今後はどうだろう。

国際自然保護連合は先日、絶滅の恐れがある動植物を示す「レッドリスト」の最新版を発表し、キリンが新たに絶滅危惧種になった。アフリカでの生息数は過去30年で4割ほど減り、2015年は10万頭弱である。

農耕の拡大でキリンがすめる地域が狭くなりつつあるうえ、戦争時の食糧にされているとも報じられる。地域紛争の被害が彼らにも及んでいるのか。地球温暖化の脅威にさらされているトナカイも、同じく絶滅危惧種となった。

これらの惨事は現代に限らない。私たちホモ・サピエンスははるか昔から無数の動物を絶滅させてきたと、歴史学者ハラリ氏が『サピエンス全史』で考察している。オーストラリアでは人類が移り住んでから数千年で、体重50キロ以上の生物24種のうち23種が絶滅した。

南北アメリカ大陸でも巨大なライオンやオオナマケモノが姿を消した。「私たちの祖先は自然と調和して暮らしていたと主張する環境保護運動家を信じてはならない」とハラリ氏は書く。種の破壊は人類の業なのか。

恐竜の大絶滅などと並んで、6回目の大絶滅時代に入ったとも言われる地球である。今年1年でいったいどれだけの種が失われたのだろうか。災いを小さくする手立てを模索するしかない。

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